vol.11株式会社ドローン・フロンティア

代表取締役副社長 府川 雅彦

「建設業とドローン」

ドローンと聞いてイメージすることは、テレビ番組で見かける空撮でしょうか。
実は、それだけではありません。
既にご存知の方も多いかと思いますが、建設業とドローンとは高い親和性があります。

今回は、建設業向けに広く門戸を開いている企業「株式会社 ドローン・フロンティア」の
代表取締役副社長 府川 雅彦さんにお話を伺いました。


貴社のサービス内容を教えてください。

ドローンに関わる様々なサービスを展開しています。
空撮だけではありません、今や意外なところでドローンが活躍しています。
弊社のドローン事業は、大きく分けると3本の柱から成り立っています。

1つ目は、弊社がドローンのパイロットを派遣して撮影すること
最もイメージしていただきやすい空からの撮影を、弊社所属のパイロットが現場にお伺いして行っています。
GCUに関わる会社さんでお話しますと、塗装や防水に携わっているお客様が多いいため、特にご依頼をいただく内容は屋根や壁など目視が難しい箇所の状況を撮影です。
なお、弊社では【月額8万円で撮り放題】というサービスを行なっています。
自社で機材を保有することなく、多くの撮影経験を持つプロフェッショナルなパイロットによる空撮を気軽にご利用いただけると好評をいただいています。

2つ目は、ドローンスクールの運営
ドローンスクール「アジアドローンカレッジ」を運営しています。
ドローンの安全に関する規則や知識、操縦の講習を行う2日間の研修(スタンダード研修と呼びます)を行なっています。
従来はもう少し日数をかけて行うことが一般的でしたが、「アジアドローンカレッジ」では、たった2日間で飛行に必要な法律・知識・操縦技術の習得だけでなく航空法に基づく飛行申請に必要となる飛行時間10時間を満たすよう構成しています。
また、さらに専門分野に特化したビジネスコースもございます。
私たちは国土交通省認定の資格発行機関で、建築、航空撮影、農業などの用途に合わせて技術を習得していただくことが可能です。

ますますドローンの利用機会が増える一方で、受講させることを目的としたスクールが乱立している印象を受けますが、生徒さんも実際の業務の中で活かすことができなければ、お金を払って時間を使ってわざわざ受講する意味がありません。
弊社は、現場で即戦力となるべく実践的に導入できることに焦点を当てていますので、ドローンを導入してさらに業務効率を上げたい・他社と差別化したいという会社さんを応援しています。

3つ目は、企業のドローンコンサルティングサポートです。
これからドローンビジネスを始める会社さんへのコンサルティングを行います。
どのようにしてドローンを落とし込み事業を発展させていくかを考えサポートをするサービスです。
「よく分からないけど、他社がドローンを取り入れたから…」という理由ではなく、例えば、今の事業の中では使用頻度が少ないので自社でドローンを保有せずに、前述の【月額8万円の撮り放題】の方が経費削減に繋がるなど、
闇雲に導入することのないよう状況把握した上で活用方法のアドバイスをさせていただいています。

どのようなきっかけでドローンの事業を始められましたか。

空撮はもちろん、ドローンに携わった経験は皆無でした。
弊社の代表が不動産の事業をしておりまして、お客様から「ドローンスクールの練習場の物件を探して欲しい」と依頼されたことがきっかけとして、屋内最大級のドローンスクールの用地を仲介させていただいたことで興味を持ちました。
屋内型のドローンスクール…と言われても最初は具体的なイメージがわかなかったのですが、お客様に伺ったり自分で調べたりしているうちに、すっかりドローンに魅了されて今日に至ります。

見えないところが見えるようになる…という、ドローンの可能性

俯瞰で見えるようになることで、最初は救助困難な場所での人命救助はもちろん、これまで人が立ち入れない場所を見ることができるなど、直感的にドローンが活躍する場面が大きく広がるなと思いました。
そこで2年ほど前に、ドローンの可能性を広げることを事業として始めました。
空撮に関する事業を進めているうちに、「今までできないと思っていたことができるようになる」と考え、「今、いちばん必要としている分野はどこか?」と新たな活躍の場を探し始めました。

私がこの事業を始めた時は、既にTVの旅行番組でも当たり前のように俯瞰の映像=ドローンで撮影された映像を観かけるようになっていました。
さらによく意識して映像を観ていると、TVだけではなく、アーティストのプロモーション映像や、HP、SNSなど、とにかく今まで観たことのない角度からの映像が世に溢れていて、
特にクリエイティブな路線での航空映像としての需要は既に共有とのバランスが成り立っていました。

そこで、映像の美しさの追求する以外に、映像の存在そのものに焦点を当てて考えてみました。
ふと、「アメリカにあるような、広大なトウモロコシ畑の点検などもなかなか人の力で行うことは難しいのでは?」と思い、目視でチェックする必要がある分野…と考えていたところ、建設業に行きつき今に至ります。
高所や狭所などの目視が難しく、足場を組んだりしなければ見えない・危険を伴う場所は、ドローンを使用することで安全に迅速に、そしてスムーズに仕事を進めることができるようになると確信できました。

GCUとの出会い

ドローンが建築業界でお役に立てることは確信していましたが、建設についてはまったくの素人でした。
んな時に三浦専務にお会いし、GCUの立ち上げの例会に参加させていただきました。
建設業の方々とより近しい関係を築く機会をいただき、皆さまの生の声をお聞かせいただけるので、
「営業して、もっと導入企業を増やそう」というよりも、「もっと学ばせていただきたい」という気持ちでいることが本音です。

この2年間で大きく変化がありました?

建設業では、ゼネコンさんがいち早く取り入れて証実験を行っていたことで少し話題になっていた程度で、建設業界で実際に活用している会社はまだなかったように思いますが、今は、ドローンを使うこと自体が珍しくなくなったと感じます。
繰り返しになりますが、ドローンの取り扱いは法令との関わりが深く、何よりもまず安全に運転できることが大事です。
ドローンが一般的に販売された頃は、法令や規則の制定が間に合っておらずトラブルも多かったのですが、今は色々なことが整備されて安全に使うことがつきるようになっています。
だからこそ、スクールでルールや操作方法をしっかり学んでいただきたいです。

小規模な企業でも取り入れられますか?

企業規模を問わずドローンを導入する会社が飛躍的に増えました。
機体も日々進歩していて、操作性も向上し取り扱い易くなってきており、建築業での基本的な利用シーンは、
特に施工主のお客様と屋根や高い位置の壁などの現地をリアルタイムに確認したい時に使われているようです。
また、これまで日数が必要だった積算でもドローンが採用され始めています。
まだ誤差が出る場合もありますが、これからさらに精度が上がってくると期待しています。

GCUで導入実績はどれくらい?

現在5社ほどで、業種としては塗装業の会社が多いです。
建設の現場でのドローンを利用した調査は、間違いなく増えていくと見込んでおり、
例えば携帯電話のように、ドローンがあることが前提の社会になると思っています。

事業の発展性が見込めるドローンを、GCUの会員企業様にはいち早く導入していただきたいと思っています。

安全性や、実際の事業への導入方法、営業での活用方法についてお話しさせていただきますので、ドローンに興味がお持ちの方はご連絡ください。