vol.17 有限会社 空間工房 匠屋

有限会社 空間工房 匠屋 代表取締役 山﨑修一

建設業に携わる企業を応援する総合建設組合、GCUです。今回ご紹介するのは静岡に拠点を置く空間工房匠屋の山﨑修一社長です。「ものづくりの道に進もう!」と20歳の時に立志し地元の工務店に弟子入り。平成14年、30歳の時に満を期して独立し地元密着型の工務店として一貫して信頼と実績を築いてきました。

空間工房匠屋の日々の活動、ユニークな取り組み、そしてGCUとの関わりと絆プロジェクトの参加についてじっくりとお聞きしました!

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絆プロジェクトとは

長期化するコロナ禍においてGCUとして何か支援できることがないかと考え、イオニアカードを寄付する『絆プロジェクト』を立ち上げました。会員企業様に参加を募ったところ多くの企業様から寄付表明をいただきました。新型コロナウイルスで経済の先行きが見えない中、社会貢献を行いたいと考える企業様が多いことにGCU運営メンバー一同が感動を覚えると共に、改めてGCUの存在意義を再確認しました。昨年年末からスタートし、会員企業様より寄付のご報告が続々と届いております。

イオニアカードを会員価格(税抜3,200円×10枚)にてご購入いただいた会員企業様へ10 枚購入につき40枚のカードをお送りし、そのイオニアカードを地元の自治体、幼稚園や介護関連などの施設、学校などへ寄付するものです。企業様の会社名とGCU、サルーテラボ社の共同名義の寄付になります。

 

空間工房匠屋の設立経緯を教えてください

 

10代の頃は地元の仲間とともに良く言えば青春を謳歌していましたが(笑)、20歳を迎えるにあたってそろそろ自分も将来の方向性をしっかり決めて修行に入ろうと思い職人を志すことにしました。職人の中でも「一番カッコいい!」と思ったのが大工なのですが、昔からものづくりが好きだったことと、既に大工の道に進んでいた友人の手伝いもしていたので、自然とその道を目指しました。

もともと負けん気が強い性格でもあり、一つのことをやり始めたら確かな手応えを得るまでは他のことをしないと決めていたので、最初に弟子入りした工務店で10年間同じ師匠のもとで修行をしました。ものづくりの基本、大工としての心得、そして仕事に対する姿勢、そこでいろいろなことを学びました。そして、自分でやれるだけの実力が身についたと感じた30歳の時に独立をしました。

 

現在の事業内容を教えてください

 

空間工房匠屋は完全に地域密着型の工務店で、富士市・富士宮市を商圏として活動しています。地元密着にこだわる理由としては、私たちは事業規模の拡大を目指しているわけではなく「家の困りごとなら何でも私たちに相談して!」というスタンスで網戸の張り替えから注文住宅までを引き受けているからです。仕事の割合としては、注文住宅が6割程度でリフォーム・リノベーションが4割くらいですね。特にリフォームやリノベーションはここ数年で増えてきていると思います。古くなったという理由以外にもデザイン性を高めたいという理由で依頼される方も多い印象です。

そして、ユニークな点としては匠屋に営業がいないこと。匠屋はものづくりの会社なので、言ってしまえば“いい家を作ってなんぼ”なんです。社員全員が実務者であり、彼らの時間は純粋にものづくりに使いたいという思いがあるからあえて営業という役職を設けていません。技術を磨き、質の高い仕事をしてお客様に満足してもらうことが一番ですからね。しかし、匠屋の実務者は皆お客様と接し、要望をヒアリングしたり理想の空間を提案したりと日常的にコミュニケーションを取っています。営業こそいませんが、お客様との関係性はしっかりと構築されていると思いますね。

  

GCUとの関わりはどのようなきっかけから始まりましたか?

 

理事の方やメンバー企業のいくつかの中にはもともとの友人や知り合いがいたので、GCUの話は聞いていましたし活動内容にも興味を持っていました。しかし実際に決め手となったのは、会員になることでイオニアミストPROを扱うことができたからです。イオニアミストPROは建設業に従事している人にとって間違いなく強力な商材となりますし、時代のニーズも高まっていると感じています。GCUのすごいところは、新型コロナウィルスが広がる前から抗菌に注目していたことです。まさか今のような状況になるとは誰もが思っていない中で、皆さん先見の明がありますよね。

匠屋としてもイオニアミストPROの効果を広く周知してもらうために無償施工もしています。これまで地域の公共施設や教育施設を中心に施工させていただきました。まずは皆様に効果を実感してもらうことが大事だと思うので、施工の機会があれば例え無償であっても地域貢献の意味も込めて施工をしていきたいと思っています。

 

絆プロジェクト参加について教えてください

 

絆プロジェクトには喜んで参加させていただきました。日頃から世話になっている方々がコロナ禍で不安のある中それぞれの職務を全うしている様子を間近にみてなんとか協力できないかと思い、少しでも安心して活動できるようにイオニアカードを寄付させていただきました。

寄付先は以下になります

 

富士宮市観光協会 15枚 

富士宮市は観光の町です。観光協会の方々とは日頃から町興しのイベントなどで協働しているのですが、人との接触が多い仕事なので少しでも感染不安を軽減できるように寄付させていただきました。

 

西ヶ丘幼稚園 45枚

実は園長先生が後輩であり、また自分の子供達がお世話になった幼稚園でもあります。話を聞くと、このコロナ禍で教職員の方たちはものすごくプレッシャーを感じながらお仕事をされているとのことでした。大切な子供達を預かる身として自分たちが感染するわけにはいかないと日々不安を抱えている様子だったので、少しでも心が軽くなるように寄付させていただきました。

 

國學院大學ドリル競技部(チアダンス)SEALS様 40枚

こちらも縁がある活動団体になります。しばらく続いていたリモートによる部活動がリアルに再開していく中で、やはりスポーツ系の活動は人との距離が近いこともあり感染不安を抱えています。若い世代が少しでものびのびと生活できるように寄付させていただきました。

 

空間工房匠屋として大切にしていること/守り続けているものは何ですか?

 


「未来想造−私たちは地域の皆様の想いをカタチに正直に本物を提供し、幸せな未来をつくりだします」という企業理念です。今でこそ自信を持って言えますが、会社設立当初はワンマン経営で「俺がルールだ!」という感じで経営していました。いろいろ経験していくうちにそのやり方に疑問を感じ始め、たくさんの経営者にお会いさせていただく中で“理念経営”の大切さを学び、今の経営理念をつくったのです。そこからは経営理念を大切にして守ってきました。この理念は空間工房匠屋の全てが集約されていると思います。

地域密着という姿勢、質の高い家をつくることにかける情熱とたゆみない努力、そして今の子供達が大人になった時のために少しでもより良い未来を用意してあげたいという気持ち、これらは常日頃から私たちが持っているものです。

今の世の中は職人がだんだんと減ってきている状況にあります。小さな工務店は後継者がいないという問題を抱えていて、日々の業務の中でも職人を育成する余裕がないところが多いのも事実です。しかし、ものづくりの楽しさや家を建てることのやりがいなどは、いつの時代にも変わらずにあるものではないでしょうか。若い世代に職人の卵はいっぱいいますし、彼ら彼女らが社会に出たときに建設業界がより良いものになっていれば職人を目指す人も増えるかと思います。建設業界としての課題もたくさんありますが、GCUのような横の繋がりを活かしながら一つずつ解決し、未来のためにも業界を盛り上げていきたいと思っています。