2017年11月のカンボジア:カナーコブ小学校の完成から7ヶ月。
新たにカンボジアの小学校へのサポートが開始しました。
今回サポートするのは、コンポンチャム州プレアアン小学校です。
この小学校は、1970年代に起きた内戦、ポル・ポト時代の後に建設された小学校です。
ポル・ポト時代は「知識人」と言われた教職者や政治家、技術者が大量虐殺されてしまった悲しい歴史を持っています。
プレアアン小学校は、内戦後の建築技術者がいない中建てられた学校のため、
40数年で劣化が進み危険な状態が続いており、屋根には穴が開き雨季の時期には雨漏りがひどく、
激しいスコールに見舞われた時は授業を中断せざるを得ない状況でした。
ここで学ぶ450名の子ども達が安心して学べる環境をつくるため、
皆様からのご協力を得て、プレレアン小学校の修繕をサポートすることとなりました。
2018年6月25日に剥がれ落ちた屋根や弱くなった外壁などの修繕が開始しました。
今回は建設ではなく今ある小学校を修繕を行い、安心安全な環境を作ります。
内戦後の危険な状態の中、プレアアン小学校を建設したカンボジア人の職人さんの思いを引き継ぎ
日本からのサポートにより、プレアアン小学校は新しい校舎へと生まれ変わります。
引き続きカンボジアでは、安全第一で修繕を続けていきます。
ご協力をしてくださった皆様へ、心からの御礼を申し上げます。